みなさん!がんばってください!って、、。

penne-linguine2007-09-22

秋の晴れた土曜日、運動会をしています。(あ、おらじゃないよ。近所の小学校のお子たちが。)ああそんな季節だもんね。ちょっと暑すぎるだけ。
上級生の男の子が、司会 兼 実況役として、がんばっています。よしよし、がんばれえ〜!

すると、何度となく聞こえてくる同じセリフがあります。ん?と耳をダンボにしてみると、、。
「さあ、スタートしました。みなさん!がんばってください!」「みなさん!がんばってください!」って。
ん?んん?? 運動会だぞ。応援だぞ。でもって、「みなさん!」だぞ。「ください!」だぞ。運動会って、そんなんだっけ〜〜?

いやいや、運動会は、「赤、がんばれ! 白、負けるな!」でしょう? てか、だったよなああ。命令形だよね? うん。
この命令形は命令しているのではないよ。いきなり直に行為を指示しちゃうっていう距離のなさが、“応援”の一体感を表すのではなかったか?

いまどきの運動会はちがうのか。
運動会だけど相手との距離を踏み越えるなんて野蛮なことをしてはいけないのか。だから「みなさん!」で「ください!」なのか。
けどなあ、、運動会だぞ、競技会じゃないぞ、祭りだぞ。

そういえば、「騎馬戦」なんてのも、もうないんだったよな。「みなさん!」や「ください!」の世界では、身体が触れ合うなんて、そんな野蛮なことが許されるはずはないのだ。

あいん、おらは「赤、がんばれ! 白、負けるな!」がいい。
「みなさん!がんばってください!」 いやだなああ、ううん。。