立ち食いそばと言語学の夜学とキリンシティ

5月から7月まで、金曜夜は、ふしぎな夜学?で言語学の授業です。この学校、ふしぎな、なんて言っては失礼な、じつは大変由緒ある学校で。
今を去ること40年、服部四郎博士というえらい先生が、当時の花形で文系と理系をつなぐ先端的な学問と考えられていた言語学を、世に広めんとして設立された、その名を「東京言語研究所」というのです(あ、なんか変な文だ、、。服部先生えらすぎて、緊張してしまいましたよ ^^;)。設立当初なんて、「構造主義」の大物ローマン・ヤーコブソンや、まだ若かった生成文法チョムスキーなんかを呼んで、それは華々しい活動をしていました(なんて、わたし、そのころまだ鼻をたらした小学生でしたけど、、)。
で、今年の前期、ポライトネスでも講じなさいとの御下命あって、10人ちょっとのクラスで授業をしています。10人ちょっとといっても、皆さんそれぞれに仕事など持った、というか、なかにはポライトネスの著書までお持ちの先生なんかもいて!とても緊張するであります。あと9回、がんばらせていただきます、はい。
終わると9時なので、行く前には腹ごしらえが欠かせません。でも、食べすぎてはダメダメ。そんなとき、立ち食いそば好きのわたし、便利だなあ。かくなるうえは、週代わりの新規開拓大作戦だ、わ〜い!
先週は、新宿駅西口、小田急地下の「メトロ食堂街」を狙ってみました。迷わずに行くのがむずかしい中地階?みたいな食堂街、でもけっこう名のあるお店が並んでいて、立ち食いコーナー併設の蕎麦屋「永坂更科」がお目当てです。だって、有名な蕎麦屋の立ち食いそばなんて、究極っぽいべ?
チャレンジしてみました。「肉天そば」だったかな、690円。え゛? 高いなああ、立ち食いで690円? でも、どのメニューもそんな値段、ううん、と二の足を踏みながら、いやいや、でもここで怯んでは負けだ。清水の舞台から飛び降りちゃって、はい、肉天そばください。
頼んだら、10秒ぐらいで、出てきました。ん?早くないか? 10秒では、そば茹でられないもんね、、。って不安は、残念ながら的中でしたよ。ううん、これではダメだ、これは、あんまりうまくない蕎麦屋のそばって感じで、うまい立ち食いそば屋のそばではないな。ざんねん、初回はハズレであります。
起死回生の昨日、次なるターゲットは、やはり新宿駅、京王口から出てそのまま地下街に入ったところに、いつ見ても満員の、ちいさな立ち食いそば屋さんが、あるのです。一度試してみなければ!と思っていました。おや、立ち食いなのに「にしんそば」なんかがあるぞ。ではそれで行きましょう。うーん、いい雰囲気ではあるんですけど、そばがちがうなあ、やっぱ。ざんねん2。
さあて、来週はどうしよう。。西新宿の学校のすぐ近くに、「追分そば」と、そのほとんど隣に、個人営業風のお店があることはチェック済み。そっちにチャレンジするか、とりあえずは手がたく“キープくん”の、お茶の水「明神そば」でいくか、悩む〜。
授業のあとは、やっぱビールでしょ。はい、こちらは迷いがありませぬ。西新宿駅直結ビルの地下には「キリンシティ」が。キリンシティのビールに、はずれはありません。ああっ、うめーーっ!